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montblancriket Fabulous Blog モンブランクリケットのブログです

YJ SALON WORK MODEL FILE “隙間タッチ”

こんにちわ、オーナーカラリストの大川です。
コロナ騒動に梅雨の長雨、うーん今年は受難の年ですね。
こうなったら今年はクリエイティブに力を入れようかと、SNSでモンブランクリケットのヘアカラー技術を紹介していこうと思います。

さて、今回のモデルさんは私の長年の顧客のお嬢様。
どうせ久々BLOGのお題にするなら若い子の方が。。(ん?)
若者らしく色々やらかした後のヘアーらしいのですが、一見まあなんとかなりそうだったので、「SNS用のモデルさんやらないかい?」とお誘いして今回はモデルちゃんをやってもらうことに。

コロナらしく思いっきりマスクしてますが、とても可愛い20代前半の麻布育ち、某有名女子高出身の正真正銘お嬢様。
私はカラーをやらせてもらうのは初めてなのですが、カラー歴的には毛先カラーをやったり黒染めをしたりと、今どきの若者らしく色々やってしまった事があるとのこと。
なんか毛先に嫌な予感を感じますが、お嬢様の為なら多少の困難を乗り越える覚悟で頑張ります。


明るくし直すとどんな色になるか分からないので、深く考えずまずホイルワーク。
根元のエリアと中間部毛先のエリアには、ブリーチ弱とブリーチ強を塗り分けて、根元から自然に始まって毛先は華やかに明るくなるように塗布。
でもやっぱり気になる毛先の以前の残留カラー。。
この毛先のカラー取れるんだろうか?

まあ、悩んでも仕方ないので一工程目はサクサク終了。
しばらく加温して様子をみると、やっぱり嫌の予感は的中。。
よし!ここで新テクニック「隙間タッチ」をやってみましょう。

「隙間タッチ」とは。。
ハイライトのアウト時に、残りの毛髪とハイライトした部分を、コーミングで馴染ませ、かつ毛先にグラデーションで塗布する事で、疑似的にバレイヤージュとエアータッチを混ぜたようなテイストになる、最新ヘアカラーテクニックである。(はず。


昔からある既染部の残留カラーを取る「プレライトニング」と言った作業をハイライトのアウトの合間にやってるだけなのですが、ハイライトのラインの強弱を後から調整できるので、案外新規さんみたいに読めない人にはお勧めなテクニック。
慣れてないとロングヘアーは難しいので、最初はミディアム以下でお試しください。
今回はロングさんなので、シャンプー台に座った状態からスタートしてますが、最終的には寝た状態で全体的にトナーの様になっていきます。

ポイントは使用ブリーチの作り方。
今回は
「パウダーブリーチ×オキシ1.5% 7倍×トリートメント適量」
と言った感じで、操作性をメインに考えトリートメントを加え、オキシを1.5%を7倍に薄めることで、多少手間取っても大丈夫なように減力してあります。
作業の途中で「これは全然リフトしないや」と思ったら、途中でブリーチの強度を上げましょう。


さて、これが「隙間タッチ」終了後!

。。。おふぅ
。。

動画でもどうぞ

まあ、毛先の色はおいておいて。。。
案外エアータッチ的なベースになってきた気はします。
ある意味クリエイティブ。

正面から

うん、正面は「隙間タッチ」でかなりうまくボケている。
ここまでくるのに施術時間は2時間程度。
今回は途中写真を撮る為に一旦乾かしましたが、時間を短縮したければ
そのままシャンプー台でそのまま色を乗せて仕上げてしまえば、2時間30分程度の行程。
「隙間タッチ」のお陰で大幅に時間短縮出来ました。


さて、問題はどうやって仕上げるか?
なんとなくこのムラ感すら可愛く見えてきたので、それを利用したカラーにすることに決定。
イレギュラーも楽しむのもヘアカラーの楽しさの一つかも。
是非みなさんも「隙間タッチ」で変身してみませんか?

別日にもう一枚


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